助教 上田昇平 (Shouhei UEDA)

助教  上田 昇平 (うえだ しょうへい)

大阪府立大学・生命環境科学研究科・緑地環境科学専攻・助教

〒599-8531

大阪府堺市中区学園町1番1号

Shouhei Ueda

Graduate School of Life and Environmental Sciences

1-1 Gakuen-cho, Naka-ku, Sakai-shi, Osaka 599-8531, Japan

E-mail: sueda(at)envi.osakafu-u.ac.jp

iCloud: gsx250s.mini (at) mac.com

 

研究内容

アリ植物オオバギ属をめぐる生物群集の形成過程を探る

市岡孝朗氏(京都大),乾 陽子氏(大教大),市野隆雄氏(信州大)との共同研究
図1-幹内のアリ
植物と昆虫間の相互作用はきわめて多様であり,相利共生関係から敵対関係までをふくんでいます.この多様化をもたらした進化的な要因はさまざまですが,植物と昆虫間の共進化がもっとも重要な要因のひとつとされます.

東南アジア熱帯雨林に分布するアリ植物オオバギ属の幹内には,特殊化したアリとカイガラムシが共生してしています.一方,オオバギには共生者だけでなく複数の寄生者(シジミチョウ,タマバエ,カメムシ等)もいます.これらの共生者・寄生者達は,いずれもオオバギに対し生態・行動・形態が特殊化しているので,共進化を介して相互に同調して多様化してきたと考えられています.

これらの群集メンバーのうち,オオバギとアリに関しては分子系統樹を比較した研究があり,オオバギ・アリ共生は約2000万年前に起源し,両者は相互に同調して多様化してきたことが明らかになっていました(市野・上田ら 2008).私たちは,オオバギに特殊化した共生者(カイガラムシ)と寄生者(シジミチョウ)の分子系統解析をおこない,1)カイガラムシは約800万年前に植物・アリ共生系に参入したこと(Ueda et al. 2008;上田・市野 2010),2)シジミチョウは約200万年前に3者共生系に参入したこと(Ueda et al. 2012)をそれぞれ明らかにしました.これらの結果から,オオバギをめぐる生物群集は,オオバギ・アリ共生が基盤となり,逐次的に群集メンバーが参入することによって形成されたという過程が示されました.本研究は,高等生物5者を含む群集の形成過程を世界で初めて明らかにしたもので,熱帯における生物間相互作用の起源・多様化について新たな知見をもたらしました(むしむしコラム・おーどーこんにて解説).

  • 市野隆雄,Quek S-P,上田昇平(2008)アリ植物とアリ—共多様化の歴史を探る,In: 共進化の生態学(横山潤,堂囿いくみ 編),文一総合出版, 東京, 151-181
  • Ueda S, Quek S-P, Itioka T, Inamori K, Sato Y, Murase K, Itino T (2008) An ancient tripartite symbiosis of plants, ants and scale insects, Proc R Soc B,275: 2319-2326
  • Ueda S, Quek S-P, Itioka T, Murase K, Itino T (2010) Phylogeography of the Coccus scale insects inhabiting myrmecophytic Macaranga plants in Southeast Asia, Popul Ecol, 52: 137-146
  • 上田昇平,市野隆雄(2010)オオバギ属植物の幹内に共生するアリとカイガラムシ,生物科学 「特集:好蟻性昆虫の隠れた多様性」,61(4): 219-226
  • Ueda S, Okubo T, Itioka T, Shimizu-kaya U, Yago Y, Inui Y, Itino T (2012) Timing of butterfly parasitization of a plant–ant–scale symbiosis, Ecol Res 27(2): 437-443
  • 上田昇平(2015)アリに学ぶ食と住まいの安全―2000万年の知恵,In: アリの社会(坂本洋典,村上貴弘,東正剛 編著),東海大学出版会,神奈川
  • Quek S-P, Ueda S, Gullan PJ, Kondo T, Hattori M, Itioka T, Murase K, Itino T (2017) Nuclear-DNA-based species delineations in Coccus (Hemiptera: Coccidae) scale insects help reveal compartmentalized preferences structured by epicuticular wax in a tripartite symbiosis of ants, plants and scales. Biological Journal of the Linnean Society, 120(4): 818-835
  •  

    アリの巣に寄生するチョウの絶滅要因を探る

    坂本洋典氏(早稲田大),小松貴氏(国立科学博物館),新井隆介氏・市野隆雄氏ら(信州大)との共同研究

    Ueda_Sakamoto_etal_PLOSONE_Fig1

    アジア・ヨーロッパに広く分布するゴマシジミ属は、若齢幼虫の間には特定の植物を食べるが、終齢幼虫になると寄主であるクシケアリ属の働きアリを化学擬態で騙し、巣内に侵入します。そして、寄主アリの巣内に侵入した終齢幼虫は肉食性に変化し、寄主アリの幼虫や蛹を捕食します。ゴマシジミ属の寄主植物・寄主アリへの特異性は極めて高く、どちらか一方の寄主が欠けただけで生育が不可能となります。このような特殊な寄主依存性を持つため、ゴマシジミ属は環境の変化に弱く、現在、世界各地で絶滅の危機に瀕しています。

    日本列島はゴマシジミ属の分布の東端にあたり、ゴマシジミとオオゴマシジミの2種が分布しますが、両種ともに環境省のレッドデータリストで絶滅危惧種に指定されています。ゴマシジミ属の個体群の減衰は注目され、国内でも多くの保全活動が行われていますが、それらのほとんどは寄主植物の保全に重点を置いたものであり、寄主アリの保全は考慮されておらず、具体的な成功例はありませんでした。
    日本と同じ島国であるイギリスにおいて絶滅したアリオンゴマシジミの絶滅要因が「生息地から種特異的な寄主アリが激減した」からだと考えられていることから、上田らは日本産ゴマシジミ属の絶滅要因が寄主アリとの関係性にあると予測しました。

    従来の形態分類を用いた研究では、ゴマシジミとオオゴマシジミの寄主アリはシワクシケアリとされていました。しかし、上田らはこれまでの研究で、単一種とされるシワクシケアリが形態的な差異が見いだせない4つの遺伝的系統に分かれることを見出しました。今回の研究では、北海道から中部地方のゴマシジミとオオゴマシジミ発生地でシワクシケアリの巣を調査し、DNA解析を用いて、ゴマシジミの幼虫が「どのアリ系統に寄生しているか」を調べた.その結果、ゴマシジミとオオゴマシジミはそれぞれ異なるひとつのシワクシケアリ系統のみに特殊化しており、絶滅が最も危惧されるゴマシジミ発生地では、湿潤な環境を好む寄主アリ系統が激減し、乾燥を好む他のアリ種に置き換わっていることを明らかにしました。これらの実験の結果から,日本においても「特異的な寄主アリの激減」がゴマシジミの絶滅要因となっており、ゴマシジミの保全をすすめるためには、寄主アリ系統に好適な環境の保全・復元に取り組むことが重要であることを明らかにしました。

    • 1. Ueda S, Komatsu T, Itino T, Arai R, Sakamoto H (2016) Host-ant specificity of endangered large blue butterflies (Phengaris spp., Lepidoptera: Lycaenidae) in Japan. Scientific Reports, 6, 36364; doi: 10.1038/srep36364

     

    中部山岳におけるアリ類の遺伝的多様性の解析

    市野隆雄氏(信州大),小松貴氏(国立科学博物館),坂本洋典氏(早稲田大学),寺山守氏(東京大)らとの共同研究

    日本においてシワクシケアリは普通種であり,北海道から屋久島まで広く分布します.このアリはユーラシア起源で寒冷地適応しているので,北海道では平地にみられますが,南下するにしたがい高い標高のみでみられます(北アルプスでは標高約1000 – 2000mに分布,栂井・上田ら 2012).この分布様式から考えると, シワクシケアリ集団は ,山域間の移住が妨げられ「山域ごと」に固有な遺伝的系統に分化していることが予測されます.

    この仮説を検証するために, 私たちは中部山岳の広域から採集したシワクシケアリを用いて分子系統樹を作成し,遺伝的分化の地理的パターンを検証しました.その結果,単一種とされてきたシワクシケアリは複数の遺伝的系統に分化することが示され,さらに,それぞれの系統は「山域ごと」ではなく,「標高ごと」に分化していることが明らかになりました(Ueda et al. 2012).これらの結果は,標高傾度に沿った環境変動の中に遺伝的多様性が隠されていることを示すものであり,山岳生物の遺伝的分化に関して新たな知見をもたらしました.

    さらに,発見されたアリ系統間に生態的な分化があるか否かを検証するため,系統間で生息域,営巣場所,女王形態を比較しました.その結果,それぞれの系統は異なる生息域・営巣場所を選好し,女王形態も分化していることが示されました(Ueda et al. 2013).この結果は,標高傾度に沿った環境変動が生殖隔離を促す要因となることを示唆しています.

    • 栂井龍一,上田昇平,服部充,市野隆雄(2012)乗鞍岳におけるアリ類の垂直分布,環境動物昆虫学会誌,23(3): 119-125 [乗鞍アリ垂直分布.png]
    • Ueda S, Nozawa T, Matsuzuki T, Seki R, Shimamoto S, Itino T (2012) Phylogeny and phylogeography of Myrmica rubra complex (Myrmicinae) in the Japanese Alps, Psyche, vol. 2012, Article ID 319097, 7 pages
    • Ueda S, Ando T, Sakamoto H, Yamamoto T, Matsuzuki T, Itino T (2013) Ecological and morphological differentiation between two cryptic DNA clades in the red ant Myrmica kotokui Forel 1911 (Myrmicinae), New Entomologist, 62(1,2): 1-10

     

    高山蝶タカネヒカゲの分子系統解析

    宇佐美真一氏・西尾信哉氏・中谷貴壽氏・伊藤建夫氏(信州大)との共同研究

    JapOeneis_ネットワーク樹_Map [更新済み]

    タカネヒカゲ属(タテハチョウ科)はユーラシア大陸および北米大陸の高緯度地域や山岳地域のみに分布しています.日本では,タカネヒカゲが中部山岳域の標高2500m以上,ダイセツタカネヒカゲが北海道の標高1800m以上の高山帯のみに分布しており,両者は「真の高山蝶」と呼ばれています.

    本研究では,日本産タカネヒカゲ類は山域ごとに遺伝的分化を起こしているかを検討しました.分子系統解析の結果,中部山岳域に分布するタカネヒカゲは山域ごとに特徴的な4つの遺伝的なグループに分かれました.その一方で,北海道に分布するダイセツタカネヒカゲはほとんど遺伝的に分化していないことが明らかになりました(Usami, Ueda et al. 2011).本研究の結果は,日本における高山蝶の生物地理の歴史に新たな知見をあたえました.

    • Usami S, Ueda S, Kataoka Y, Nishio S, Nakatani T, Itoh T (2011) Haplotype analysis of Japanese alpine butterflies, Oeneis norna asamana, O. norna sugitanii, and O. melissa daisetsuzana, Butterflies, 55: 52-62

     

     

    研究業績

    ResearchGate

    https://www.researchgate.net/profile/Shouhei_Ueda

     

    著書

    1. 上田昇平(2015)アリに学ぶ食と住まいの安全—2000万年の知恵,In: アリの社会(坂本洋典,村上貴弘,東正剛 編著),東海大学出版会,神奈川
    2. 上田昇平ら(2015)長野県版レッドリスト2015(無脊椎動物),In: 長野県版レッドリスト動物編2015(長野県環境部自然保護課 編),長野県,長野
    3. 市野隆雄,Quek S-P,上田昇平(2008)アリ植物とアリ—共多様化の歴史を探る,In: 共進化の生態学(横山潤,堂囿いくみ 編),文一総合出版, 東京, 151-181 [ISBN 978-4-8299-1069-6]

     

    総説

    1. 上田昇平(2016)標高傾度の中に隠されたアリ類の遺伝的多様性,特集 昆虫類における隠れた多様性”Cryptic Diversity”:分子マーカーを用いた研究から見えてきたこと,New Entomologist, 65(1,2) 72-78
    2. 上田昇平,小松貴,市野隆雄,新井隆介,坂本洋典(2015)絶滅が危惧され,アリの巣に寄生するチョウ,日本産ゴマシジミの寄主アリ特異性,昆虫DNAニュースレター, 23: 3-10

     

    査読つき雑誌論文

    1. Quek S-P, Ueda S, Gullan PJ, Kondo T, Hattori M, Itioka T, Murase K, Itino T (2017) Nuclear-DNA-based species delineations in Coccus (Hemiptera: Coccidae) scale insects help reveal compartmentalized preferences structured by epicuticular wax in a tripartite symbiosis of ants, plants and scales. Biological Journal of the Linnean Society, 120(4): 818-835
    2. 上田昇平(2017)侵略的外来種アルゼンチンアリの脅威,環境管理技術,35(1): 11-19
    3. 上田昇平(2017)標高傾度に沿った昆虫類の遺伝的分化,環動昆,27: 147-151
    4. 上田昇平(2016)高山域でアリを研究するために−中部山岳国立公園で研究するための届出と申請,連載「フィールドでの昆虫研究(3)」昆蟲.ニューシリーズ, 19(4): 145-158
    5. Ueda S, Komatsu T, Itino T, Arai R, Sakamoto H (2016) Host-ant specificity of endangered large blue butterflies (Phengaris spp.,Lepidoptera: Lycaenidae) in Japan. Sci. Rep. 6, 36364; doi: 10.1038/srep36364.
    6. Nakatani Y, Komatsu T, Shimizu-kaya U, Itioka T, Itino T, Hashim R, Ueda S, Asfiya W, Herwina H, Hartini S (2016) Additional species and records of the “horn-backed” Pilophorus plant bugs in Southeast Asia (Heteroptera: Miridae: Phylinae), Tijdschrift voor Entomologie, 159(1): 1-8, DOI: 10.1163/22119434-15812050
    7. 山本哲也,服部充,上田昇平,市野隆雄(2015)長野県松本市におけるクヌギクチナガオオアブラムシStomaphis japonicaの随伴アリ種組成,New Entomologist,64(1,2): 1-6
    8. Komatsu T, Itino T, Ueda S (2015) First report of seed dispersal by ants in Dicentra peregrina (Papaveraceae), an alpine plant in the Japanese Alps, Entomological Science, 18(2): 271-273, DOI: 10.1111/ens.12110
    9. Ueda S, Nagano Y, Kataoka Y, Komatsu T, Itioka T, Shimizu-kaya U, Inui Y, Itino T (2015) Congruence of microsatellite and mitochondrial DNA variation in acrobat ants (Crematogaster subgenus Decacrema, Formicidae: Myrmicinae) inhabiting Macaranga (Euphorbiaceae)
    10. 竹重聡,上田昇平,東城幸治(2014)アリの巣を掘り返して捕食するホシガラス,New Entomologist,63(3,4): 69-70
    11. 上田昇平(2014)日本アルプスにおけるタカネクロヤマアリ(ハチ目:アリ科)の発生開始時期,New Entomologist, 63(3,4): 65-66 myrmecophytes, PLOS ONE, 10(2) e0116602 15 pages DOI: 10.1371/journal.pone.0116602
    12. 服部充,長野祐介,三枝豊平,上田昇平,小松貴,江川信,市野隆雄(2014)北アルプス常念岳東麓におけるハシリドコロ(ナス科)の訪花オドリバエ,環動昆,25(2): 67-70
    13. Ueda S and Komatsu T (2014) Observation of nuptial flights of an alpine wood ant, Formica gagatoides Ruzsky, 1904 (Formicinae) in the Japan Alps, ARI Journal of the Myrmecological Society of Japan, 36: 7-10
    14. Ueda S (2014) Observation of a mating behavior of an alpine ant, Myrmica kurokii Forel, 1907 in the Japan Alps, ARI Journal of the Myrmecological Society of Japan, 36: 1-6
    15. Nakatani Y* Komatsu T, Itino T, Shimizu-kaya U, Itioka T, Hashim R, Ueda S (2013) New Pilophorus species associated with myrmecophilous Macaranga trees from the Malay Peninsula and Borneo (Heteroptera: Miridae: Phylinae), Tijdschrift voor Entomologie, 156: 113-126
    16. 上田昇平,伊藤建夫(2013)北アルプスおよび中央アルプスにおけるクモマベニヒカゲの遅い記録,Butterflies [S. fujisanus],62: 74-75
    17. Ueda S, Ando T, Sakamoto H, Yamamoto T, Matsuzuki T, Itino T (2013) Ecological and morphological differentiation between two cryptic DNA clades in the red ant Myrmica kotokui Forel 1911 (Myrmicinae), New Entomologist, 62(1,2): 1-10
    18. 田下昌志,山崎浩希,上田昇平,宇佐美真一,江田慧子,中村寛志(2013)希少種ミヤマシジミの帰化植物シロバナシナガワハギ(マメ科シナガワハギ属)への産卵に伴う生存率の低下,蝶と蛾,64(1): 10-17
    19. 栂井龍一,上田昇平,服部充,市野隆雄(2012)乗鞍岳におけるアリ類の垂直分布,環動昆,23(3): 119-125
    20. Handa C, Ueda S, Tanaka H, Itino T, Itioka T (2012) How do scale insects settle into the nests of plant-ants on Macaranga myrmecophytes? Dispersal by wind and selection by plant-ants, Sociobiology, 59(2): 435-446
    21. Isaka Y, Ueda S, Itino T (2012) Molecular phylogeny of Japanese Strepsiptera (Xenidae and Stylopidae) parasitizing wasps and bees, New Entomologist, 61(1,2): 15-20
    22. Ueda S, Nozawa T, Matsuzuki T, Seki R, Shimamoto S, Itino T (2012) Phylogeny and phylogeography of Myrmica rubra complex (Myrmicinae) in the Japanese Alps, Psyche, vol. 2012, Article ID 319097, 7 pages
    23. Ueda S, Okubo T, Itioka T, Shimizu-kaya U, Yago Y, Inui Y, Itino T (2012) Timing of butterfly parasitization of a plant–ant–scale symbiosis, Ecological Research 27(2): 437-443
    24. Usami S, Ueda S, Kataoka Y, Nishio S, Nakatani T, Itoh T (2011) Haplotype analysis of Japanese alpine butterflies, Oeneis norna asamana, O. norna sugitanii, and O. melissa daisetsuzana, Butterflies [S. fujisanus], 55: 52-62
    25. 上田昇平,市野隆雄(2010)オオバギ属植物の幹内に共生するアリとカイガラムシ,生物科学 「特集:好蟻性昆虫の隠れた多様性」,61(4): 219-226
    26. Ueda S, Quek S-P, Itioka T, Murase K, Itino T (2010) Phylogeography of the Coccus scale insects inhabiting myrmecophytic Macaranga plants in Southeast Asia, Population Ecology, 52: 137-146
    27. Ueda S, Quek S-P, Itioka T, Inamori K, Sato Y, Murase K, Itino T (2008) An ancient tripartite symbiosis of plants, ants and scale insects, Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences,275: 2319-2326
    28. Komatsu T, Maruyama M, Ueda S, Itino T (2008) MtDNA phylogeny of Japanese ant crickets (Orthoptera: Myrmecophilidae): Diversification in host specificity and habitat use, Sociobiology,52(3): 553-565
    29. Matsumura T, Usami S, Ueda S, Itino T, Ito T, LXing L (2005) Phylogenetic position of Luehdorfia chinensis huashanensis Lee (Lepidoptera, Papilionidae) inferred from mitochondrial gene sequence analyses,Lepidoptera Science,56(4): 333- 341
    30. 上田昇平,潘宇,小薮紅仁,占部由佳,淀江賢一郎,宇佐美真一(2005)隠岐と島根県本土に生息するチョウ類の地理変異に関する系統学的解析,ホシザキグリーン財団研究報告,8: 25-30

     

    招待講演

    1. 上田昇平,研究フロンティアとしての信州の魅力,信州昆虫学会・信州大学自然科学館 平成29年度 公開シンポジウム「信州昆虫学の将来」,信州大学 松本,2017年9月9日(招待講演・国内学会)
    2. 上田昇平,標高傾度に沿った昆虫類の遺伝的分化,シンポジウム「山岳環境と生物多様性・生物の適応戦略」,第28回日本環境動物昆虫学会年次大会,信州大学,上田,2016年11月12日(招待講演,国内学会)
    3. 上田昇平,山岳域にすむシジミチョウとアリの遺伝的分化と種間関係,日本蝶類科学学会・バタフライズフォーラム,東京工業大学,目黒,2016年11月6日(招待講演,国内学会)
    4. 上田昇平,標高傾度に沿った昆虫類の遺伝的・生態的分化,2016年度昆虫DNA研究会第13回研究集会,公開シンポジウム「山岳域に適応した昆虫たち」,あがたの森文化会館,松本,2016年5月6日(招待講演,国内学会)
    5. 上田昇平,小松貴,乾陽子,清水加耶,市岡孝朗,篠田瑞生,市野隆雄,アリ植物をめぐる生物たちのつながりの歴史,第63回日本生態学会大会,小集会「植物と昆虫の共進化から生物群集の形成過程をさぐる」(企画責任者,井坂友一,上田昇平,水澤玲子),仙台国際センター,仙台,2016年3月21日
    6. 上田昇平,山本哲也,松本嘉幸,服部充,市野隆雄,日本産クチナガオオアブラムシ属の分子系統解析,日本昆虫学会第75回大会,小集会「好蟻性小集会」,九州大学,福岡,2015年9月21日
    7. 上田昇平,標高傾度の中に隠された昆虫の遺伝的多様性,第26回信州昆虫学会,公開シンポジウム「昆虫類における隠れた多様性“Cryptic Diversity”~分子マーカーを用いた研究から見えてきたこと~」,信州大学,松本,2015年9月6日
    8. 上田昇平,小松貴,市野隆雄,新井隆介,坂本洋典,日本産ゴマシジミ類の寄主アリ特異性の検証,日本昆虫学会第74回大会,小集会「好蟻性小集会」,広島大学,東広島,2014年9月16日
    9. 上田昇平,山岳アリの標高傾度にそった遺伝的多様性,第60回日本生態学会大会シンポジウム「標高傾度の中にある,隠れた遺伝的多様性」,2013年,静岡県コンベンションアーツセンター,静岡,2013年3月7日
    10. 上田昇平,Quek S-P,大久保忠浩,清水加耶,市岡孝朗,市野隆雄,アリ植物をめぐる生物間相互作用の形成過程を探る,小集会「好蟻性昆虫小集会」,日本昆虫学会第70回大会,山形大学,鶴岡,2010年9月19日(招待講演)
    11. 上田昇平,Quek S-P,大久保忠浩,市岡孝朗,市野隆雄,アリ植物をめぐる生物間相互作用の起源と多様化,第57回日本生態学会大会企画集会「群集と進化:Evolution in a community context」,東京大学,東京,2010年3月16日
    12. 上田昇平,Quek S-P,村瀬香,市岡孝朗,市野隆雄,アリ植物オオバギ属に共生するカイガラムシ類の分子系統解析,第53回日本応用動物昆虫学会大会小集会「アリに関わる生物の種間相互作用-共生,寄生の謎に迫る-」,北海道大学,札幌,2009年3月29日
    13. 上田昇平,Quek S-P,村瀬香,市岡孝朗,Kondo T,Gullan PJ,市野隆雄,東南アジア熱帯雨林における植物—アリ—カイガラムシ3者共生系の分子系統解析,第38回種生物学シンポジウム「生物間相互作用が介在した種分化と多様化」,マキノ,2006年12月2日

    その他:口頭発表44件,ポスター発表22件

     

    受賞歴

    1. 「第4回大阪府立大学TT-netワークショップ」ポスター賞受賞2016年10月26日 大阪府立大学
    2. 「ハート昆虫研究奨励基金」ハート大賞<優秀賞>受賞2008年11月 株式会社ハート

     

    研究費取得歴

    1. 科学研究費:若手B「植物・アリ絶対共生系における寄主転換とそれに伴う多様化に関する進化生態学的研究」代表研究者(2015〜2017予定)
    2. 第25期プロ・ナトゥーラ・ファンド助成「絶滅が危惧され,アリの巣に寄生するチョウ,日本産ゴマシジミの寄主アリ特異性の検証」代表研究者(2014)
    3. 長野県科学振興会助成金「日本産ゴマシジミ類の寄主アリ特異性の検証」代表研究者(2014)
    4. 信州大学平成A評価者研究費支援制度「アリ植物−アリ相互依存系における共種分化後の異所的な寄主転換が起こる要因の解明」代表研究者(2014)
    5. 信州大学若手研究者萌芽研究支援事業「地球温暖化が山岳アリの遺伝的多様性におよぼす影響の評価」代表研究者(2013)
    6. 科学研究費:若手B「6者系の共系統地理解析:アリ植物をめぐる生物群集における地理的多様化プロセス」代表研究者(2011〜2013)
    7. 長野県科学振興会助成金「上高地・槍・穂高地域におけるアリ類の高度勾配に沿った遺伝的分化の解析」代表研究者(2011)
    8. 科学研究費:研究活動スタート支援「5者系の共進化:アリ植物をめぐる生物間相互作用がもたらした共生系の多様化」代表研究者(2009〜2010)
    9. 特別研究員奨励費:特別研究員DC1「東南アジアにおける植物-アリ-カイガラムシ-チョウ四者共進化系の分子系統解析」代表研究者(2005〜2007)
    10. 長野県科学振興会助成金「アリ植物をめぐる3者共生系に寄生するムラサキシジミ類の分子系統解析」代表研究者(2009)

     

    社会貢献活動の実績

    1. 長野県版レッドリスト改訂委員会 無脊椎動物専門部会 研究協力者(ハチ目)(2014年1月〜)
    2. 『国立科学博物館・筑波実験植物園研修展示館常設展示』:植物が支える豊かな世界「アリ植物オオバギ属と共生昆虫の相互作用」(2013年5月〜)
    3. 第60回 日本生態学会静岡大会にて大会役員を務める(2013年3月)
    4. 日本昆虫学会第71回大会松本大会にて大会役員を務める(2011年9月)
    5. 信州大学山岳科学総合研究所,市立大町山岳博物館 連携企画展「山岳を科学する2011-その最前線-」オープニング ミュージアムトーク(2011年4月23日)